「尊厳死」の法制化で意見書
新宗連企画委員会

 新宗連企画委員会(宮本けいし委員長)は3月29日、「『尊厳死の法制化』に関する意見書」を、尊厳死法制化を考える議員連盟の中山太郎会長に提出した。
 意見書では、尊厳死問題は日本人の死生観に深くかかわることから、国民の声を十分に汲み取り、短期間で拙速な結論を出すことがないよう求めている。
 2005年11月に同議員連盟が公表した「尊厳死の法制化に関する要綱骨子案」では、「自己決定権」が前面に打ち出され、憲法第13条を立法根拠とすることが検討されている。
 これについて意見書は、憲法第13条は「生きることへの自己決定権」を謳ったものであり、「死への自己決定権」ではないとの見解を表明。
 また、「安楽死」と「尊厳死」の区分さえ十分に理解されていない現状のなかで法制化が進められることは、「医療現場のみならず、社会生活のあらゆる場で生と死をめぐる諸問題に混乱を引き起こすものと言わざるをえない」と述べている。
 さらに、「尊厳死の法制化」以前に、国民一人ひとりが「尊厳ある生」を享受できることを推し進める「尊厳生」の検討の必要性を指摘。最後に、「尊厳死の法制化はわが国にはなじまない」と述べている。


全日仏
新会長に大道晃仙曹洞宗管長、理事長には安原晃氏

 全日本仏教会(全日仏)は3月28日午後、都内のホテルで理事会・評議員会を開催し、任期満了に伴う新会長と副会長、理事長など役員人事を決定した。
 第27期となる新役員は、会長に大道晃仙曹洞宗管長、副会長に佐藤令宜真言宗御室派管長、寺町研山岐阜県仏教会会長、挟間敬宗愛媛県仏教会会長。理事長には真宗大谷派宗議会議員で、全日仏元常務理事の安原晃氏。また、事務総局人事では、事務総長に浄土真宗本願寺派宗会議員の池田行信氏が決定した。いずれも就任は4月1日付け、任期は2年。


新宗連近畿総支部で総務会
環境学習会も開催

 新宗連近畿総支部(鉢呂神龍会長)は3月27日午後2時から、大阪市西区の立正佼成会大阪普門館で総会を開催した。
 はじめに第23期第7回総務会が開かれ、新宗連名誉理事長の深田充啓円応教教主があいさつ、立正佼成会大阪教会長の園浩一副会長が受け入れのあいさつを行った。
 議事に移り、2月に開かれた新宗連理事会、近畿総支部専門委員会、各府県協議会、新宗連青年会などの活動報告が行われた。
 審議事項では、役員改選が行われ、新たに石倉寿一大慧會教団理事を満場一致で総務に選出した。このあと、来年度事業計画ならびに日程案、同予算案が提案され、原案通り可決した。
 午後3時半から、「環境学習会」が開催された。昨年実施した第2次電力ダイエット運動のふりかえりが行われ、生田茂夫新宗連事務局次長が、全国の集計結果と近畿総支部2府4県の集計結果に基づき、成果を報告した。
 つづいて、NPO法人環境市民の堀孝弘事務局長が、「身の回りから環境問題を考える」と題して講演した。
 堀氏は地球温暖化についての基礎知識や、温暖化によって起こる様々な影響について地球的規模で説明したあと、日常のなかで出来る身近な取り組みを紹介、「あれはダメ、これはしてはいけないなど、規制をどんどん作っていくと、人はどんどん離れてしまいます。宗教と同じように、環境に取り組むとこんなに楽しい、こんなに得をする、節約できるといった身近なメリットを提示していくことが大切です」と述べた。


「歌とおしゃべり」の講演会
解脱会

 解脱会(岡野聖法法主)は3月26日午後1時から、埼玉県北本市の御霊地研修センターで「歌とおしゃべりのコンサート」と題し、チベット声楽家のバイマーヤンジンさんによる講演会が行われた。会場には同会会員が各地より約800人が集まった。
 バイマーヤンジンさんはチベット・アムド地方出身で中国国立四川音楽大学卒業後1994年に来日。チベットの音楽、文化、習慣などを紹介するコンサート活動を行っている。また、1997年には「チベット学校建設推進協会」を設立し、チベットでの学校建設運動を開始、これまで9校が建てられている。
 講演ではチベットの小学校の様子をビデオで紹介、現地の学校教育の必要性を訴えた。さらに、日本人と結婚し、家庭生活を通して故郷チベットとの文化や食、言語の違いから苦労したこと、また日本から学んだことを語った。
 講演のあと、チベットの雪山や草原への感謝を歌う民謡のほか、日本の唱歌「ふるさと」などを披露した。


子どもと青年の祭り
しんせいふっこう祭を開催
世界心道教

 愛知県豊川市の世界心道教(會田政美教嗣)は3月26日午前9時半から、「しんせいふっこう祭」を執り行った。
 この日は、全国の子どもや青年信者が集い、午後には各教会の子どもと青年らが中心となり、趣向を凝らしたダンスや鼓笛、太鼓演奏が行われ、賑わいをみせた。
 午前の祭典は「御神殿」で行われ、祭主の會田教嗣が入場し榊舞を奉納。祝詞を奏上したのち、全員での「おつとめ」。つづいて、會田教嗣が参列者全員に向かい、「大祓い」を行った。
 そののち子ども、青年男女による「お神楽舞」となり、はじめに青色の法被を着た子どもらが、つづいて水色の袴を着た青年男子、青年女子がそれぞれに呼吸のあった舞を奉納した。
 玉串奉奠、礼拝、雅楽の奉納につづいて會田教嗣が「御言葉」。
 會田教嗣は、初の試みとなった「しんせいふっこう祭」について説明。以前は「子供祭」、「青年祭」と、別々に行っていたが、一堂に集い一緒に行うことで「子どもと青年が一丸となり、大きな力となる」と語った。
 また、行事に参加する心構えとして、「心を寄せる」ためのものであり、「遊び」ではないが、「楽しむことが次に繋がる」とも語った。
 午後1時からは屋外での行事となり、次々と繰り広げられる各教会の踊り(写真)や鼓笛、太鼓演奏に大きな拍手が送られた。


大和教団
開祖三年祭を斎行

 大和教団(保積秀胤教主)は3月25日午前10時から、仙台市青葉区の大國神社で、保積史子開祖(大和御祖之命)の三年祭を斎行した。
 境内に新たに建立した開祖の墓所「大和御祖之命奥都城」に、斎主の保積教主と祭員が厳かに参進。修祓と献饌ののち斎主が拝礼、「三年祭詞」を奏上した。
 斎主の玉串拝礼につづき、親族と来賓、教団役員らが玉串を捧げ拝礼した。
 保積教主は「御言葉」で、役員や信奉者の協力を得て昨年10月に奥都城を建立し、三年祭を迎えたことに謝辞を述べ、「皆さまの篤い思いがこの社(やしろ)にこもっております。皆さまのいのちと、御祖(おや)さまのいのちが交わりながら、さらに大和の火が世の中を照らすよう、共に歩んでまいりましょう」と呼びかけた。
 奥都城での式典ののち、祈祷殿で記念講演が行われ、保積教主が開祖の思い出を話し、その教えを説いた。


春分大祭と祖霊祭を斎行
神人会教団

 大阪市東住吉区の出雲神道八雲教神人会教団(柏原真教主)は3月21日午後1時半から、本部神前で春分大祭並びに祖霊祭を斎行した。
 柏原夫佐子教補が斎主となり、春分大祭祝詞、「三科の祓い」、大祓詞など各種祝詞を奏上したあと、両手に鈴を持ち「天地一切清浄の祓い」「六根清浄の祓い」を行い、参列者の健康を祈願した。
 柏原教補が法話で、「命、大切に育みましょう」としたためた用紙を手に「今日は健康を祈願する祭りです。人権の基本は人の命だと思います。人間はロボットではなく、それぞれ個々があります。生まれつき丈夫な人やそうでない人もいます。お互い弱さを自覚して生活に気をつけるとともに、どんなことがあっても耐えられる信仰心を持ってください」述べた。
 祖霊祭に移り、柏原教補が信者各家の先祖の名前を一人ずつ読み上げると、参列者は神前に進みろうそくの火を灯し、先祖の霊に祈りを捧げた。最後に鈴を手に「祖廟霊鎮めの祓い」を行った。


天真教で聖観音像春季大祭

 三重県伊賀市の天真教(神出修二教主)は3月21日午前10時半から、第35回「世界助け之聖観音像春季大祭」を挙行した。聖観音像は「大納言之宮千願不動慈悲菩薩千手観音大権現像」として、1972(昭和47)年の春彼岸に故神出房江教祖が祀ったもので、春秋彼岸の中日に開扉されている。
 本殿・平安城神殿で、聖観音像を祀る「天真院花園御社殿」(花園の地場)への遷座のための前祭を行った。このあと、紅白の花傘を先頭に福寿旗、槍持ちと刀持ち、七福神、神出教主、神輿、教会旗を手にした信徒らが、「無一空一我無也」と「天真大真義文」を唱えながら花園の地場までを練り歩いた(写真)。
 「家内安全」などの祈願が書かれた紅白の提灯や、紅白の幕で飾られた花園の地場で本祭が始まった。松本清次信徒会会長のあいさつで開式し、神出教主が斎主となり禊祓の儀、大祭祝詞奏上を行った。
 神楽舞が奉納され、信徒を代表して曽我尚己信徒会副会長が玉串を奉奠。「讃仰歌」につづいて、参列者全員が「天真大真義文」を唱えるなか、「毘沙門天」によって聖観音像を祀る社殿の扉が開かれると、世界平和と人類の幸福を願って七色の風船が一斉に放たれた。
 「浦安の舞」、「聖福寿人」の「みさとし」の奉唱のあと、神出教主が「七福の鈴のお授け」を行い、参列者は頭を下げ、水をすくうように両手を差し出した。このあと、参列者は聖観音像に順次参拝した。
 恒例の七色の餅まきが行われ、7つの番号が書かれた餅を拾った参列者には景品が授けられた。

  

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