東日本大震災 被災者の皆さまへ
 東日本大震災によって亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げますとともに、深い悲しみにあるご家族の皆さまに衷心よりお悔やみ申し上げます。
 また、被害を受けられた方や怪我をされた方々、原子力発電所の事故により、避難所を転々としなければならない方々に、心よりお見舞い申し上げます。
 私たち新宗連は、被災地の皆さまの深い悲しみと苦しみに思いを馳せ、加盟教団が一致協力し、復興に向けて支援活動を行ってまいります。
 被災された皆さまにおかれましては、なにとぞ強い心と明日への希望をもたれ、お過ごしくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

新日本宗教団体連合会 理事長 岡野聖法


第7回情報交換会 新宗連青年会も報告
宗援連

 宗教者災害支援連絡会(宗援連、代表・島薗進東京大学教授)は1月9日午後2時から、東京都文京区の東京大学仏教青年会ホールで、第7回情報交換会を開催した。
 今回は、全国曹洞宗青年会(全青曹)災害復興支援部顧問の久間泰弘氏、花園大学准教授で臨済宗妙心寺派牟禮山観音寺住職の吉田叡禮氏、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)事務局長の大滝晃史氏の三氏が報告した。
 久間氏は東日本大震災発生後から現在にいたるまでの全青曹の支援活動実態について報告。全国64団体から、昨年12月末現在で延べ1800人余りが活動に従事したと述べ、物資支援、寺院の復旧、臨終読経供養、行茶(傾聴ボランティア)、電話相談開設、孤立防止のための文通プロジェクトなど多岐にわたる活動内容を説明した。
 また、その活動理念について、「有馬実成シャンティ国際ボランティア会(SVA)専務理事から聞いた『ボランティアは触媒である』との言葉を大切に受け止めている」と述べ、さらに、常に被災地、被災者が主役であり、自立の助力、伴走者の意識を大切にしていることを伝えた。
 吉田氏は、教鞭をとっている花園大学から計4回にわたって派遣したボランティア隊の取り組みについて、仮設住宅での呈茶や傾聴、子どもたちへの勉強会指導や遊び相手などを行ったことを報告。さらに、御詠歌の復興祈願奉詠や法要、餅撒き、臨済宗妙心寺派を中心として全国に広がっている「わらべ地蔵を被災地へ」プロジェクトの取り組みなど、花園禅塾が主体となり、仏教者としての特色を活かした活動内容について説明し、継続したボランティア派遣に必要なポイントを指摘。その上で「寄り添う姿勢」と、気負うことなく、フランクにそして継続した取り組みが大切であると述べた。
 大滝氏は、新宗連と新宗連青年会が震災後に行った支援活動内容と、5~7月にかけ、気仙沼市にボランティアを派遣した活動などを伝えながら、連合組織としての特徴や課題を紹介した。
 初動期に、足並みをそろえた主体的な活動はできないが、日頃から培われたネットワークによる情報収集や情報共有の効果のほか、募金活動の財的な支援、救援物資の提供、ボランティア派遣の人的支援、仲介や情報提供など、加盟する各教団がそれぞれの特性を活かして支援活動に参画したことを報告した。
 また、震災発生から半年を節目に「犠牲者慰霊使節団」を派遣し、福島、宮城、岩手の3県、14箇所で超宗派による、慰霊供養を行ったこと、犠牲者の追悼と被災地の新生、復興を祈願する「祈りのことば」を作成したことを説明。その上で、「この祈りのことばを具現化していくことを目標に中長期の支援を続けていきたい」と述べた。


GNRC第4回大会
6月タンザニアで開催

 「子どものための宗教者ネットワーク(GNRC)」の第4回フォーラムが6月16から18日まで、アフリカのタンザニアで「貧困をなくし、子どもを豊かにする―啓発、行動、変革」をテーマに開催される。主催はGNRCアフリカ(コーディネーター=ムスタファ・アリ博士)と妙智會教団ありがとう基金(総裁=宮本丈靖妙智會教団会長)。
 同フォーラムには、子どものために活動している各国の宗教者はじめ国際機関、NGO、政府関係者、子どもら約300人が参加し、主に貧困によってもたらされる諸問題に取り組む。
 サブテーマは①不均衡な資源の分配―すべての子どもたちに公平の機会を与える②質の悪い統治―汚職をなくすためのパートナーシップの構築③戦争と暴力―子どもに対する暴力をなくす。
 フォーラムに先立ち、14、15日には、GNRC子ども事前会議が開催される。


宗教文化セミナー開催へ
日宗連

 日本宗教連盟(日宗連、有田惠宗理事長)は1月16日午後4時から、東京・芝の増上寺会館で理事会を開催した。
 有田理事長が開会あいさつ。諸報告の後、公益財団法人への移行について協議。4月1日の移行登記に向け、諸準備を進めることを申し合わせた。
 また、今年度事業の一環として「第1回宗教文化セミナー」を3月14日午後4時半から、東京・渋谷の国学院大学・常盤松ホールで開催することを決定した。テーマは「東日本大震災と地域社会の再興」。講師は、石井研士国学院大学教授、大西秀樹埼玉医科大学教授ほか。


共通番号制は国家による個人情報の一元的管理
石村教授が講演 拡大宗法研

 新宗連宗教法人研究会(宗法研、本山一博座長)は1月19日午後4時から、東京・代々木の新宗連会館で第73回拡大宗法研を開催。石村耕治白?大学教授が「超監視国家につながる共通番号制はいらない」をテーマに講演した。
 共通番号制は、国民全員に新たな「共通番号」(国民背番号)を割り振り、「共通IC(ID)カード」(国民登録証)を持たせ、税や年金、病歴などの個人情報を国家が一元的に管理する仕組み。民主党政権が導入を進め、今年の通常国会で法案が提出される見込みの新構想。
 石村氏は、共通番号制度の仕組みを解説し、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)のほかにさらに監視する制度を加えるもので、「共通番号制は、国家による全国民の個人情報の一元的管理」と述べ、同制度の危険性を指摘した。
 その例として、共通ICカードを提示しないと、行政サービスを受けられない、銀行窓口で口座が開けず、共通ICカードは「国内パスポート」「現代版電子通行手形」と化すことを指摘した。
 また、共通番号が外部に漏れた場合、各所から芋づる式に個人情報を入手できる可能性が高まり、成りすまし犯罪や、本人の知らないところで個人情報が乱用され、甚大な被害が発生する危険性について触れた。
 政府は、共通番号制度が大震災に役立つとPRしているものの、一刻を争う避難の際にも共通ICカードを取りに戻るおそれがあり、アメリカでの連邦緊急事態管理庁による被災者への不適切な支払いの多くが共通番号(社会保障番号)を使った不正、成りすましが原因であったことなどを挙げた。
 さらに、憲法13条「個人の尊重」や22条「移動の自由」に違反する疑いが濃いことから、「共通番号制は、国民の人権を侵害する可能性が高く、憲法上も導入が許される管理ツールではない」と強調した。
 

外部講師を招き懇談会開催へ
信教委

 新宗連信教の自由委員会(岩下義治委員長)は1月17日午後4時から、東京・代々木の新宗連会館で委員会を開催した。
 2011年に判決が下された4件の靖国神社問題に関する訴訟(大阪霊璽簿等抹消訴訟、韓国合祀抹消訴訟、沖縄合祀取り消し訴訟、韓国合祀取り消し・情報提供撤回訴訟)について、原告側の請求は、国が靖国神社に協力的だったことを地裁が認めるなど、一定の成果はあるものの、4件すべて棄却されているとの報告がされた。
 また、1月16日に国歌の起立斉唱命令に従わなかった公立校教員が都の処分取り消しを求めた君が代訴訟の最高裁判決のことも報告された。
 続いて、昨年11月から始動した憲法審査会の進捗状況について説明し、いまだ本格的議論にたどり着いていないことが伝えられた。加えて、今年サンフランシスコ平和条約発効から60年を迎えることから、改憲への動きが予想されることも述べられた。
 平成24年度の活動内容については、日本における信教の自由の現状と課題を明確にするため、数人の外部講師を招き、懇談会を行うこととした。懇談会を重ね、記録集を発刊していく提案もされた。


第26期第7回財務委員会を開催
財務委

 新宗連財務委員会(宮本けいし委員長)は1月20日午後2時から、東京・代々木の新宗連会館において第26期第7回財務委員会を開催した。
 宮本委員長の開会あいさつの後、「平成23年度新宗連会館第2期補修工事」について協議した。
 つづいて、「平成23年度補正予算案」について審議し、原案通り、可決承認した。また、「平成24年度総支部・協議会の予算案」についても協議した。


第88回教祖祭を執行
円応教

 兵庫県丹波市の円応教(深田充啓教主)は1月6日、本部聖地で深田千代子教祖(慈照院圓應智覺大姉)を偲ぶ、第88回教祖祭を執り行った。
 本殿礼拝所から教祖の墓前へ続く参道や階段には、教祖への報恩感謝の誓いを表す灯火「脚下照光」が供えられている。まだ陽の出ない午前4時過ぎから、教祖を追慕する信者が次々と参列。それぞれが捧持した「ささげ火」の明かりが教祖墓所周辺の特設会場を荘厳した。
 深田教祖の生涯を伝える映画が大型モニターで放映された後、教会旗、教会長らが入場。続いて教団旗と2本の松明とともに、祭主の深田教主、深田惠子恵主、責任役員らが入場し、教祖墓所祭壇前に着座、教祖が昇天した午前5時から「墓前おつとめ」を厳修した。「自覚反省懺悔文」「般若心経」の読経が行われる中、深田教主、深田恵主、深田家親族、責任役員、教会長らが順次、焼香した。
 深田教主が「御親教」に立ち、参列者に新年のあいさつを述べた後、 昨年、未曾有の災害が続発したことに触れ、「日本全土が大きな試練の日々を体験致しました」と述べた。そして「日本全国から、世界各国からも心を寄せ合い、互いに力を合わせて、勇気と希望の光を見つけようと、共に歩むこと、その大切さを学んだ一年でした」と述べ、犠牲になられた方々への慰霊の心、日々生き生かされていることに感謝することの大切さを伝えた。
 さらに、人同士のふれあい、「み教え」に触れる機会を増やすことの重要性を説き、「共に人様の幸せを祈り、周りの人々のために働かせていただく『世の中の道具』としての働きに邁進させていただかなければならない」と述べた。人々の幸せを祈る場となる布教拠点拡充の必要性と、6年後の立教百年に向け掲げている「大本殿」と「修法殿」の建設と教勢拡大の目標を伝え、「一致協力して、御親様、御教祖様のみ心にお応えできる自分となりましょう」と呼びかけた。
 午前8時からは本殿礼拝所で「祥月おつとめ」の式典が営まれた。赤銅重夫理事長による年頭あいさつでは、昨年から始まった聖地団参、信者の奉仕行や布教活動に対する貢献に感謝の意を表し、6年後の立教百年の目標に向かい、より一層の信仰信念の確立、布教、導きの推進を呼びかけた。
 深田教主の「御親教」では、経典に基づき、教祖の信仰姿勢を説いた。


第34回御昇天奉祝大祭
創立60周年、より一層の精進呼びかける
光妙教会

 福岡県太宰府市の大法輪台意光妙教会(星野政和会長)は1月13日から3日間、全国の会員が教団本部に参集して「第34回御昇天奉祝大祭」を開催した。
 初日の式典は午前10時半、「たらちねの御慈悲様」斉唱で開式。大祭委員長を務める星野会長があいさつで、日々心のあり方を正面から見据え、反省していく大切さを説き、「21世紀は自らの努力で、自分の心を浄化する時代。真心をもって今年を生き抜いていきましょう」と述べた。
 「龍誓奏楽」「地搗き歌囃」が奉納された後、「生命の威光(みいず)様」(聖水)を迎えた。真紅、純白の幕が次々と静かに開き、「大日如来様」が法座に「お出まし」。参列者が唱える「なむあみだぶつ」の「唱命」がひときわ高く場内に響き渡った。感恩詞の奏上に続き、「大日如来様」の「御真言」の録音が流されると、参列者は静かに聞き入った。
 「大日如来様」退座の後、星野会長が「しんりのお開き」に立ち、今年、教団が創立60周年を迎えたことを紹介。また、日々の生活について、「すべての苦悩は偶然によるものでも、誰かが与えたものではなく、自らの心から発生するものです」「初めは苦しく、つらくとも心の浄化によって苦悩は消えていきます」と述べ、参列者にいっそうの精進を呼びかけた。
 来賓の祝辞の後、「生命の威光様」を参列者一人ひとりが拝受した。


本部初供養並びに成人式
妙智會

 妙智會教団(宮本丈靖会長)は1月14日午前10時から、東京・代々木の本部本殿大講堂で平成24年「本部初供養会並びに成人式」を行った。
 宮本けいし理事長を導師に「ご祈願」の後、参列者一同で「読経供養」。青年部南部地区の新成人の内山治恵美さんが体験発表。当たり前の生活ができていることに感謝し、「一緒に居られるうちに親孝行したい」と語った。新成人が壇上に上がり、宮本理事長から一人ひとりに、直接記念品が授与された。
 新成人を代表して、西部地区の井口翔太さんが「現在、命があることに感謝し、なさなければならないことは、身近な人に愛情を持って接し、自分の行動に自覚を持つことです」とお礼の言葉を述べた。
 宮本理事長が再び登壇し、「ご指導」に立ち、「子どものための宗教者ネットワーク第4回フォーラム(GNRC)」が6月に開催されることに触れ、世界を見て、視野を広げた新成人から世界を舞台に活躍する人材が出てくることを期待した。
 また、物事には、正負の両面があり、グローバリゼーションも貧富の差が拡大するという負の側面が強く出てきた。それは、上から目線で相手を考える西洋的思想が原因で、同じ目線に立って相手を考える東洋的思想がこれから必要になると前置きした。そして、コミュニケーションも正負の両面があり馴れ合いが進み、良くない面が強くなることもある。それを止めるためには、「一人ひとりが自分を正し、場をわきまえ、正しいことをしていくことが大切です」と諭した。
 その後、新成人が登壇し、参列者とともに教団歌を斉唱した。

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